【巨人】CSファイナル三連敗 得失点差から見る広島巨人のカモネギ関係

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セ・リーグのクライマックスシリーズ・ファイナルステージは、優勝した広島東洋カープが、3位の読売ジャイアンツに3連勝という形で終了した。

昨年、CSファイナルでDeNAに破れ涙を飲んだカープには、日本シリーズという大舞台で二年分の鬱憤を存分に晴らしてもらいたい。

 

と、カープの話は置いといて……

問題は、ジャイアンツいくらなんでも3連敗はどうなのさ?兎にも角にもカモにされ続けた2018シーズンという印象で終ってしまった。

 

今回は、読売ジャイアンツが大きく負け越したその原因と2019シーズンへの対策について考えていく。

過去三年間の対カープ戦績

年度勝(分)敗勝差
201612(0)13-1
20177(0)18-11
20187(1)17-10

2016からブッチギリでリーグ優勝を攫った広島東洋カープ。

頭一つ抜けて強いということは間違いないだろう。だが、それにしたってここまでどうにもできないものなのだろうか?

 

過去二年、カープがブッちぎった裏には、飛び抜けた攻撃力があった。そして、それに伴う笑ってしまうほどのチーム得失点差(16年+187/17年+196)が、これはもう手が付けられないと白旗を振らせた。

しかし、今季はどうだろう?

高い攻撃力こそキープしているものの、失点も増加し圧倒的な得失点差は影を潜めた(18年+70)。

 

今季、ジャイアンツのチーム得失点差はカープの+70に次ぐ+50、劣ってはいるものの、白旗を振るほどでもないのだ。にも関わらず昨年と同様、圧倒的に敗けた。これは一体どういうことなのか……

対広島戦での過去三年間の得失点

広島戦のみにスポットを当てるのであれば、リーグ全体で見るより対広島をピンポイントで見る必要がある。

ということで

年度得点失点得失点
201685106-21
201772115-43
2018118136-18

 

どういうことなのか……。

確かに今季もリーグで+50ながら対広島に限ればマイナスである。といっても17年程酷くなく、他チームと比べてもそこまで負けるか?という数字だろう。

例えば広島との対戦成績が、ジャイアンツよりも酷かったヤクルト(6勝19敗)は-33、一方でジャイアンツよりも良かった阪神(10勝15敗)はジャイアンツと同じ-18となっている。

 

2016は、よくこれで五分の勝負を出来ていたなと思うと同時に、やはり今季は敗け過ぎであると感じる。

カープが常勝を続け、勝ち方を覚えたということもあるだろう。しかし、そのカープも対チーム別得失点で+34と大きくプラスになっているDeNA相手には13勝11敗1分と五分の勝負を強いられているし、-6とわずかにしかマイナスになっていない中日相手に11勝14敗とキッチリ負け越している。

2010-11の落合竜のような異常な勝ち方はしていないのだ。

【備考:2010-11の中日ドラゴンズ】

10年は+18という得失点差でありながら、+100の阪神(2位)+94の巨人(3位)を抑え優勝。11年も+9でありながら+54巨人(3位)+39阪神(4位)を抑え優勝。ちなみに11年の2位は-20のヤクルト

広島イップスとでも言うような苦手意識

個人的には、「イップス」という言葉ですべてを片付けてしまうのは好きではないのだが、苦手意識だとか脳科学的なゾーンと呼ばれる状態もしくはその逆の状態をすべてひっくるめて、わかりやすい言葉で伝えるのであれば「広島イップス」これだろう。

 

2011年までの対戦成績を見返していくと、その移り変わりが少し見えてくる。

年度得失点差勝差
2015-30-5
20140+3
2013+5+6
2012+36+7
2011+30+10

11-12年(正確には09年)とジャイアンツはカープをカモにしていた。イメージの貯金とでも言うべきか、その貯金で13-14年も五分の得失点差でありながら勝ち越した。ある種この時点では、広島が「巨人イップス」であったとも言える。

さすがに15-16年のように大きく差が出てしまえば負け越すが、それでもこれまでのイメージからか、今のように大きくは負け越していない。

 

だが、この辺りが転換期となったのだろう。大きく下回った15-16年で09-12年のイメージは完全に消え、17年からは立場が逆となった。

こうなってしまえば、13-16年の巨人がそうであったように、各種数字上は大した差が付かなくとも結果としての勝敗差は大きくなる。ましてやそれなりに得失点差があれば尚更だ。

2019に向けて獲るべき対策は

単年での得意・苦手は、当然あるが、それが長く続くと考えられないようなアドバンテージとなってしまう。

 

ジャイアンツは長い間、上位にいることが当然であり、その部分には常に一定のアドバンテージを持っていたともいえる。

しかし、カープのリーグ三連覇により、その立場は完全に入れ替わった。

来季巻き返しを図るにはこのイメージのアドバンテージをも乗り越える必要があるだろう。

 

考えられる対策としては、最も単純なのは圧倒的なチーム力を示すことだ。16-17年の広島のようにチーム得失点差が200に迫るような成績であれば得意苦手など関係なくぶっちぎれる。

が、そこまでの下地は……補強を含めれば無いこともないが、狙ってできることではない。

 

もう一つは、チームを一度大きく入れ替えてしまうことだ。そういう意味では、高橋監督の退任は確かにタイミングであったのかもしれない。

監督以下首脳陣をゴッソリ入れ替え、主力やローテといった基本から見直す。そうすることで、18年と違うチームにしてしまえばいい。

 

そして、とにかくシーズン頭の対決を是が非でも獲りに行く。

今季は、頭からホームで嫌な形の2連敗、そしてマツダでの連敗記録を囁かれながらの2連敗、この計4連敗で大勢が決してしまった感がある。

「まだ前半戦」あちこちでよく聞いたフレーズであるが、ここ3シーズンの動向を見ていると「前半戦が全て」といってもいい。

 

来季突然、カープとジャイアンツのカモネギ関係が変わることは無いだろう。同程度の成績であれば、勝ちきれない場面は出てくるはずだ。

関係解消に数年かける覚悟で、五分で乗り切る忍耐力と他で勝ち越すための集中力を大切にしてもらいたい。

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